2025年7月5日、鹿児島県十島村・悪石島付近で震度5強の地震が発生し、世間の注目を集めました。
この日付は、かつて2011年の東日本大震災を予言したとされるたつき諒氏が、著書「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)で「大災難が起こる日」として予言していた日です。
偶然とも取れる一致に、SNSやネット上では「予言が的中したのでは」との声も広がりました。
当記事では、地震の事実、気象庁の見解、予言の内容などについて深掘りします。
鹿児島・悪石島地震の概要と気象庁の公式会見内容
2025年7月5日、鹿児島県十島村・悪石島周辺で震度5強の地震が観測されました。
地震直後に行われた気象庁の会見では、たつき諒氏の「予言の日」との関係についても言及されました。
気象庁は、「科学的知見では、日時や場所、規模を特定した地震の予知は困難」としたうえで、「この地震と予言には科学的な因果関係は全くない」と明言。
さらに「日本では年間2000回以上、震度1以上の地震が発生している。偶然に一致することもある」と説明しました。

たつき諒氏の「私が見た未来」に描かれた大災難予言とは
たつき諒氏の漫画「私が見た未来 完全版」には、「2025年7月5日に日本とフィリピンの中間にある海底がボコンと破裂し、太平洋周辺の国に東日本大震災の3倍の高さの大津波が押し寄せる」との描写が含まれています。
作者自身が夢で見た未来を描いたとされ、2011年3月の大震災を予言していたということで近年再注目されていました。
このような予言が広まる背景には、災害に対する人々の不安や情報への渇望があるとされますが、今回の地震との一致が話題を呼んでいます。

地震予知に対する専門家と気象庁の科学的見解
気象庁は、「地震予知には科学的限界がある」とし、特定の日付や場所での地震を予測することは現段階の技術では不可能としています。
また、たつき氏の予言についても「科学的根拠はない」とし、冷静な対応と正確な情報へのアクセスの重要性を呼びかけました。
日本は地震大国であり、震度1以上の地震が年間で数千回発生することから、特定の日に地震が起きたとしても、それが予言と一致することは統計的にも起こり得る偶然であるという説明がなされました。

ネット上の反応と声
ネット上では、
・「たつき諒の予言が当たったのでは?」
・「これは偶然とは思えない」
という声や、
・「不安を煽るのはやめて」
・「科学的根拠を信じよう」
という冷静な意見まで、様々な声が寄せられました。
中には、過去の予言との比較をしたり、防災グッズを準備したという報告もあり、災害への関心の高まりがうかがえます。

まとめ
2025年7月5日の悪石島地震は、たつき諒氏の予言と一致したことで大きな話題となりましたが、気象庁は明確に「科学的な因果関係はない」としています。
予言に左右されるのではなく、日常的な防災意識と正確な情報収集が私たちの命を守ります。
災害はいつ起きるか分からないからこそ、備えを怠らず、デマに惑わされない姿勢が今こそ求められています。
当記事は以上となります。
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