「道の駅井波」がクラウドファンディングを開始:30年目の大改修と地域再生の挑戦

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富山県南砺市の観光施設「道の駅井波」が、開業30年を迎えた今、設備の老朽化により存続の危機に直面しています。

この危機を乗り越えるため、1,000万円を目標としたクラウドファンディングが始まりました。

地域の伝統文化である井波彫刻の発信拠点として、また防災の拠点としての役割を果たす「道の駅井波」の再生に向け、皆さんのご支援をお願いしています。

目次

道の駅井波とは?:井波彫刻の発信拠点としての役割

1992年に開業した「道の駅井波」は、「いなみ木彫りの里創遊館」の愛称で親しまれています。

物産販売や飲食、観光情報提供、木彫刻の体験工房と見学工房などを備えた複合施設で、隣接する井波彫刻総合会館とともに、井波彫刻の魅力を発信しています。

地域の伝統文化を体験できるスポットとして、多くの観光客に親しまれています。

なぜ改修が必要なのか?:老朽化と地震被害への対応

開業から30年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいます。

特に、消防設備や屋根、壁、空調、駐車場などの改修が急務となっています。

さらに、能登半島地震の影響とみられる照明の破損も確認されており、安全面での対策が求められています。

これらの課題に対応するため、今回のクラウドファンディングが立ち上げられました。

クラウドファンディングの概要:目標金額と支援方法

クラウドファンディングは、2025年4月26日から6月22日までの期間で実施され、目標金額は1,000万円です。

All or Nothing方式を採用しており、目標金額に達しない場合は全額返金となります。

支援金は、設備の改修だけでなく、子供の遊び場づくりやドッグラン、休止された浴場の活用、地元ビール醸造所との連携による木のカップづくり体験など、新たな取り組みにも活用される予定です。

応援する方法とリターン内容:支援者への感謝を込めて

クラウドファンディングでは、支援金額に応じたリターンが用意されています。

例えば、3,000円の支援で井波の地酒「若駒 純米酒」や支援者の名前を館内に掲示する木札、5,000円の支援で地元クラフトビール「ナットブリュー」のビールセットなどが提供されます。

また、10,000円の支援で木のぐい吞み製作体験や南砺のワインセット、50,000円以上の支援で体験教室や大広間の貸切券、200,000円の支援でレストランの命名権や全館イベント貸切券など、多彩なリターンが用意されています。

クラウドファンディングの詳細や支援方法については、道の駅井波の新生 – CAMPFIREの公式サイトをご覧ください。

地域とのつながりと再生への想い:運営会社の取り組み

「道の駅井波」を運営する第3セクター会社「井波木彫りの里」は、地域の伝統文化を守り、観光資源として活用することを目的に設立されました。

新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだものの、独自商品やぐい飲み作りの体験企画が奏功し、2023年度からはコロナ前の水準に回復しました。

しかし、原価償却費の負担が大きく、赤字経営が続いているため、今回のクラウドファンディングを決断しました。

ネット上での反応と声:地域内外からの応援メッセージ

クラウドファンディング開始後、多くの支援者から温かいメッセージが寄せられています。

・「父方の祖父母が井波在住でした。井波訪れた際には道の駅で田舎まんじゅうを必ず買っていたのを憶えています。こんな形で応援しかできませんが、よろしくお願いします。」

・「井波は思い出の地です。道の駅にも度々行きました。また時々行きたいと思っているので頑張ってください。」

・「小さい頃から当たり前にあった木彫りの里。地域の誇れる場所に復活して欲しいと思います。微力ですが、応援させていただきます。頑張ってください!」

など、地域内外からの応援の声が届いています。

まとめ:地域の未来を共に創るために

「道の駅井波」は、地域の伝統文化を守り、観光資源として活用する重要な施設です。

今回のクラウドファンディングは、設備の改修だけでなく、地域の再生と未来への投資でもあります。

皆さんのご支援が、「道の駅井波」の新たな一歩を後押しします。

クラウドファンディングに参加して、地域の未来を共に創ってはいかがでしょうか。

当記事は以上となります。

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この記事を書いた人

当サイトでは富山県内の話題を投稿してます。

筆者は富山県出身&富山県在住。

Bリーグの富山グラウジーズを応援してます。

写真の撮影をしており、撮影の対象は選手やチア、綺麗な風景です。

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