B1昇格を目指す富山グラウジーズが、4月20日のレギュラーシーズン最終戦で福井ブローウィンズと死闘を繰り広げました。
延長戦にまでもつれたこの激闘は、B1復帰に向けたチームの覚悟と底力を示すものとなりました。
今季38勝22敗で東地区2位を確保し、いよいよプレイオフ(PO)に突入、B1昇格にはあと4つの勝利が必要です。
当記事では、福井戦の試合内容や今後の対戦カード、選手たちのコメント、そしてネット上の反応などについて掘り下げます。
福井戦のハイライトと見どころ
富山グラウジーズのレギュラーシーズン最終戦は、福井ブローウィンズを相手に103-107で惜敗。
第4クオーター残り2秒、宇都直輝が起死回生の同点ドライブを決めて延長に持ち込みました。
満員の富山県総合体育センター(観客数3,163人)は大歓声に包まれ、最後まで目の離せない展開に。
試合を通じて、グラウジーズは粘り強いディフェンスとアグレッシブなオフェンスを展開し、B1昇格に向けた強い意志を見せました。
最終的には福井に屈したものの、観る者に希望を感じさせる内容でした。

プレイオフへの道のりとB1昇格条件
富山グラウジーズがB1に昇格するための条件は「プレイオフ決勝進出」。
準々決勝から決勝までの3ステージを勝ち抜くには、あと4勝が必要です。
初戦となる準々決勝の相手は、西地区3位の静岡。
今季4戦4勝と相性は抜群で、ダビー・ゴメスHCも「相手は1度も勝てていないという印象を持っている」と自信を見せています。
ただし、ゴメスHCは出場停止処分中のため、第2戦からベンチに復帰予定。
その間は高原純平ACが指揮を執ります。

今後の対戦カードと過去成績から見る展望
準決勝では、福岡と福井の勝者と対戦します。
福岡は福井に今季3勝1敗と有利に立っており、準決勝進出が有力です。
ここで気になるのが富山の過去の対戦成績。
福岡に対しては今季4戦4敗と苦手にしており、逆に福井とは3勝3敗と五分の戦績。
富山にとっては福井が勝ち上がってくる方が望ましい展開かもしれません。

選手・スタッフの声とPOへの意気込み
高原ACは福井戦後に「簡単なシュートやターンオーバーの差が結果につながった。POは一戦一戦、死に物狂いでやる」と語り、気を引き締めています。
また、福井戦で今季2度目の2桁得点(11点)を記録した上田隼輔選手は「積極的にアタックできた。B1昇格には仕掛ける姿勢が大事」とコメント。
トーマス・ケネディ選手は今季フリースロー成功率88.6%でリーグトップという安定感を武器に、POでも活躍が期待されます。

ホーム戦の課題と観客動員数
グラウジーズの今季ホーム戦の平均観客動員数は3,469人。
Bプレミアリーグが求める4,000人の基準には届きませんでした。
ただし、福井戦では満員の3,163人が県総を埋め尽くし、地元の熱気は確実に高まっています。
プレイオフの勝ち上がり次第ではさらなる注目と動員アップが期待されます。

ネット上での反応と声
ネット上では、宇都の同点弾や延長戦での戦いぶりを賞賛する声が多数投稿されました。
・「宇都のドライブ、痺れた!」
・「最後まで戦った姿勢に感動。POも全力応援!」
・「B1昇格へあと4勝、グラウジーズならやれる!」
ブースターの熱い声援が、チームの後押しとなることでしょう。

まとめ
レギュラーシーズンを38勝22敗、東地区2位で終えた富山グラウジーズ。
福井との延長戦は惜敗に終わったものの、プレイオフに向けた手応えは十分です。
B1昇格という悲願まであと4勝。
静岡との準々決勝を突破し、苦手な福岡を乗り越えられるかがカギとなります。
ブースターとともに、グラウジーズの戦いにこれからも注目しましょう。
当記事は以上となります。
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